2018年6月の健康産業新聞にプロテオグリカンの記事と広告を掲載させていただきました。その見出しには「プロテオグリカンのパイオニア」と冠をつけさせていただきました。私たちがプロテオグリカンに取り組んだのは、まだ、世間にその名が知られていない頃です。プロテオグリカン発祥の地は、雪深い東北は青森県です。私たちは青森県に足繁く通って、その未知なる力を少しずつ紐解いていきました。
プロテオグリカンは、青森県を中心に、産官学連携を作り、国の援助を受けて研究開発が進められました。多くの人たちが携わり、様々な人々の努力によって、プロテオグリカンは世に出たのです。青森県は、ずっと、食品などの研究開発に尽力されてきました。その一番の理由は、平均寿命が全国ワースト1位という不名誉な記録からではないかと言われています。
例えば、青森県はリンゴが有名ですが、同じくリンゴの産地として名を馳せているのが長野県です。長野県は長寿県として有名ですよね。青森県はと長野県は、同じようにリンゴが有名で、同じように雪深い、だけど寿命に差があるのはなぜか?リンゴは健康に関連しているのか?というようなことが、食品開発や研究が盛んになる経緯になったのではと言われているわけです。
プロテオグリカンの有名なキャッチコピーに「1グラム3000万円!」という文句があります。決して嘘ではありませんが、そのような情報ばかりを先行させて流行に乗せようとする風潮には些か閉口します。プロテオグリカンは、産官学連携によって研究開発されてきた、しっかりとした経緯のある食品です。三村知事率いる青森県(官)と中根 明夫先生を中心とした弘前大学研究チーム(学)、そして、私たち販売業者(産)を、プロジェクトリーダーの阿部 馨先生が一つに束ねて取り組んできました。
このページでは、私たちがどのくらい真剣にプロテオグリカンに取り組んできたかをお伝えできればと思います。パイオニアである証拠?となる情報を掲載しています。
プロテオグリカン プロジェクトリーダーの阿部 馨先生
阿部先生の正式な肩書は「公益財団法人21あおもり産業総合支援センター プロテオグリカン産業クラスター戦力チーム プロジェクトリーダー」です。プロテオグリカンを説明するときは、必ず阿部先生のお名前が出てきます。阿部先生がいなければプロテオグリカンはここまで広がらなかったと言えるでしょう。また、この阿部先生と繋がりがなければプロテオグリカンを知ってるとは言えないのです。
青森に行くと、阿部先生と必ず食事をごいっしょさせていただきます。そして、必ず行くお店は決まっています。そのお店はおいしい日本酒がいっぱいある日本酒専門の居酒屋です。この居酒屋は、あの、故・高垣啓一先生の通われていたお店です。高垣先生は、青森名物ともいえる「氷頭なます」からプロテオグリカンを発見した方です。高垣先生が、その氷頭なますを食べて、プロテオグリカンを発見したという居酒屋に阿部先生と伺うのが恒例となっているのです。
いつも美味しい地酒を酌み交わしながら、阿部先生は高垣先生の話しを聞かせてくれます。阿部先生と高垣先生は元同僚なのです。私は、誰も知らないような高垣先生のエピソードをいっぱい聞きました。阿部先生は、故・高垣先生の御意思を引き継いでプロテオグリカンの普及に努めたわけです。
阿部先生は、とても優しくて、色々な話しをしてくれます。また、私の質問にも丁寧に答えてくれます。阿部先生はいつも仰います。「このプロテオグリカンで多くの人の役に立ちたい」と。この阿部先生のお人柄がプロテオグリカンをここまでにしたと言えるでしょう。
プロテオグリカンフォーラムに参加
平成26年と30年の2回、東京丸の内で「プロテオグリカンフォーラム」が開催されて参加しました。毎回、たくさんの参加者で会場は埋め尽くされています。有名な大手企業も参加しています。そこでは、産官学連携の動きの報告やプロテオグリカンの効能効果の研究結果などが発表されました。
プロテオグリカンフォーラムは、青森県の三村知事が挨拶から始まります。三村知事は、とても明るく陽気で気さくな方です。喋り方も格好をつけず「プロテオグリカンは本当にいいから!」とまくしたてるようにお話しをされます。私も参加する度に三村知事と懇談して、一緒に写真を撮ってもらっています。特に嬉しかったのは、二回目の再会のとき、私のことを覚えていてくださり、知事から一緒に写真を撮ろうと言ってくれたことです。「プロテオグリカンはね、手がすべすべになるんだよ!」と人懐っこい笑顔で仰ってました。二人で手の甲を出してポーズをとりました。
プロテオグリカン研究所
青森県産業技術センター
地方独立行政法人あおもり県産業技術センターには「プロテオグリカン室」があります。そこの責任者は農学博士の内沢秀光先生です。この産業技術センターでは、おもに、青森県にゆかりのある食品などの研究をしています。昔、イカの墨が流行りましたが、あのイカ墨の研究をして、データをとって世に送り出したのがこの技術センターです。産廃物などの再利用も考えていて、食べ物の残りや、例えば、リンゴの芯に利用価値はないか?というような研究を日夜されています。元来、鮭の頭も産廃物の一つでした。その鮭の頭にある氷頭を利用してプロテオグリカンは作られました。
青森県は鮭の漁獲量は全国3位ですが、近年鮭の漁獲量が減ってきています。それにどう対処していくのか?を現在は研究されているそうです。