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 プロテオグリカンは糖タンパク質のひとつで、「プロテオ」はタンパク質、「グリカン」は多糖類を意味しています。プロテオグリカンは動物の体のあらゆるところに存在しています。軟骨・皮膚・骨・腱・血管・脳などに多くあります。特に体内に一番多くあるのは「軟骨」です。
 軟骨に関係する成分というと「グルコサミン」や「ヒアルロン酸」「コンドロイチン」が有名ですが、プロテオグリカンは、軟骨で最も重要な働きをしていることが解ってきたのです。
 現在では、研究が進み、軟骨の粘弾性(バネ)の元はプロテオグリカンであることが解っています。また、軟骨を造るのはプロテオグリカンの一番の仕事だとも言われています。
 様々な軟骨成分の中で、最も大切なのは「プロテオグリカン」です。これは例えて言うなら、軟骨という名のジグソーパズルに、最後の1枚が入るようなもの。抜けていた1枚を探し出したのは青森県の弘前大学です。
 ロコモなどで問題になっている足・腰のちから。その足腰を支える軟骨を守るための最後の1ピースは「プロテオグリカン」なのです。
   
 なぜ、今、プロテオグリカンが注目されているのか?
 それは、2012年2月から1ヶ月間、弘前大学を中心に実施されたプロテオグリカンの有効性調査がきっかけでした。
 慢性的に膝や腰、背中などに傷みやこわばり、疼痛を抱えている男女316名(男性163名、女性153名)に協力してもらい、プロテオグリカンを経口投与して、その効果を調べたのです。
 そして!出てきた有効人数は「273名」!これは全体の86.4%の有効率であるとの結果がでました。ここから、プロテオグリカンの注目度は俄然アップしていったのです。
 わずか30日間でありながら、273名中、痛みが消えたという人が25名も含まれていたことも関係者を驚かせました。
   
プロテオグリカンの研究は1980年から始まりました。日本発のこの研究のパイオニアは青森県・弘前大学です。「プロテオグリカン研究チーム」が、各研究の第一人者で構成されました。弘前大学大学院研究科・保健学研究科・医学部附属病院・理工学研究科・農学生命科学部・教育学部などから集められたのです。その研究の経緯が一冊の本にまとめられて出版されています。「奇跡の新素材 プロテオグリカン」です。上記の86%の有効性調査についても記されています。
   
 プロテオグリカンはヒトの体内で大事な働きをしていることはわかっていましたが、なかなか世には出てきませんでした。
 その理由は、抽出方法が確立できていなかったことにあります。研究材料を確保するために、当時は、牛の気管支軟骨から薬品などを使って抽出していましたが、その費用は1グラムを抽出するのに3000万円もかかりました。
 研究原料も確保しにくい状態では、商品化なんて夢のまた夢です。関係者たちは研究材料の確保に頭を痛めていました。
 そのプロテオグリカン抽出に奇跡を起こした人がいます。弘前大学の高垣啓一教授です。高垣先生は、ある食べ物をヒントに画期的な抽出方法を発見したのです。その食べ物は「氷頭なます」。青森県などの東北地方に昔から伝わる郷土料理です。
 現在、この鮭鼻軟骨からの酢酸抽出法は、特許を取得されており、良質なプロテオグリカンの抽出法として、氷頭なますがヒントになった物語は、代名詞のように言われています
 
 
 
氷頭なますは、鮭の鼻をスライス状に切って作る酢の物です。鮭の鼻は軟骨で覆われていますが、酢に浸すと柔らかくなることから、プロテオグリカン抽出のきっかけになったのです。
 
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