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特別企画「旭天鵬断髪式」

旭天鵬からハガキが届く?!

 風薫る五月、一枚の葉書が会社に届きました。「旭天鵬引退大島襲名披露大相撲」の案内と入場証です。弊社のメイン商品となっている「松」を通じて、ご縁をいただいたモンゴル力士。今では、角界に多くのモンゴル力士がいますが、その先駆けとなったのが旭天鵬です。2012年には幕内優勝を果たし、40歳を超えても活躍をしたことから「角界のレジェンド」との異名をとりました。そのレジェンドの断髪式に呼ばれたのです。

日本晴れの両国国技館

 5月29日。天気は快晴。少し汗ばむような陽気です。国技館の周りには旭天鵬の最後の雄姿を一目見ようと多くの人だかりができていました。旭天鵬は「テンホー」の愛称で呼ばれる人気力士。それこそ老若男女が詰めかけています。意外と若い女性が多いのに驚きました。

やっぱり溜り席は迫力満点!

 今回の断髪式は、旭鷲山と日本三晶製薬 吉原社長の計らいで溜り席を用意していただきました。もう土俵に手が届きそうなくらい近い席です。幕内の相撲も披露されたのですが、やはり、近くで見ると迫力が違いますね。

支度部屋で旭天鵬に挨拶

 入場すると、そのまま支度部屋へ直行しました。支度部屋は、一般人はなかなか入れない場所。そこで断髪式の前の最後の準備をしている旭天鵬が控えていました。私たちが部屋に入ったとき、旭天鵬はまわしをつけている真っ最中で、最後の披露相撲の相手に指名した旭鷲山と談笑しながら、その時を待っていました。とてもリラックスしたいい笑顔です。 

角界一の幸せ家族

 奥様はとてもお綺麗な方で、親方とはお似合いです。旭天鵬は3人の子供を持つパパなのです。式の途中、お子様が内緒で書いてきた手紙を読むというサプライズがありました。これには旭天鵬も驚いた様子。本当にステキな家族だと誰もが思ったでしょうね。

もしかして?!あの人が登場!

 さぁ、いよいよ断髪式の始まりです。著名人、芸能人、政治家、横綱とそうそうたる顔ぶれです。中でも盛り上がったのは、演歌の大御所、小林幸子さん!!彼女が入場してきたとき、会場は拍手喝さい!もちろん、女性ですから、土俵には上がれませんが、旭天鵬が土俵下に降りて、断髪式を行いました。

関取・旭天鵬の次は歌手・大島親方?!

 みなさん、ご存じでしたか?旭天鵬は、歌手でデビューしてるんです!?CDを出してるんですよ。お相撲さんがみんな歌が上手いのは有名な話ですが、旭天鵬もめちゃくちゃ上手なんです。「バヤルラー ~ありがとう~」という曲で、キングレコードからデビューしてます。このバヤルラーはモンゴル語で「ありがとう」の意味だとか。いやいや、いい相撲を見せてもらって、こちらこそ、ありがとう!です。この曲はデュエットソングで、お相手は島津悦子さん。彼女も小林幸子さんのあとに土俵下で断髪式をしました。

次々にはさみを入れる有名人

 歌手の野口五郎やタレントの彦摩呂、元衆議院議員の旭道山、元横綱 旭富士、千葉ロッテマリーンズの涌井投手など、旭天鵬の幅広い交友がわかるように、次々に有名人が土俵に上がっていきます。中には、前日断髪式をした若の里もいました。今回の断髪式は二日連続だったのです。
歌手 野口五郎
前日断髪式の若の里
旭道山
元横綱 旭富士

横綱ではあってもリスペクトの精神は忘れない

 現役の横綱3人もはさみを入れました。3人とも旭天鵬と同じモンゴル出身。旭天鵬が切り開いた道がなければ三人の横綱もいないわけです。三人の横綱の断髪式には、先駆者である旭天鵬へのリスペクトの気持ちが垣間見れました。横綱白鵬は、最後、旭天鵬のほっぺに感謝のキスをしていました。
横綱 鶴竜
横綱 日馬富士
横綱 白鵬

やっぱり朝青龍はスゲー

 我らが「しゅうちゃん」こと旭鷲山もこの日のためにモンゴルから駆けつけました。旭天鵬が、最後の相撲の相手に指名したのは旭鷲山。長年、一緒に苦労して、モンゴル力士の道を作った二人。いつものしゅうちゃんとは違う顔が見れました。
 そして、この日、一番会場を湧かせたのは、元横綱 朝青龍でした!颯爽と入場すると、割れんばかりの歓声が上がりました。モンゴル力士の代名詞のように言われる朝青龍。しかし、旭天鵬や旭鷲山がいなければ、この横綱もいなかったのです。しかし、朝青龍はやっぱり迫力ありますね。
同期 旭鷲山
朝青龍 堂々の入場!

いよいよ、出番です!

 私の出番がきました。「株式会社ファミリーライフサイエンス 代表取締役社長 高村正輝様」と場内にアナウンスが流れます。生まれて初めて上がった本物の土俵。私の前に行った方が障害のある方でしたので、土俵上は少し満員御礼でした。そして、順番がきて、旭天鵬の後ろへと進みました。吊天井のライトが金色のはさみを照らします。行司が見守る横で静かにゆっくりとはさみを入れさせていただきました。感動しました。ホント、感無量です!

テンホー関、お疲れ様でした。

 はさみを戻すと、旭天鵬の大きな背中に手をかけて挨拶をしました。「長い間ごくろうさまでした。これから、色々と大変でしょうけど、頑張ってくださいね。応援してますから!」と短く声をかけて土俵を降りました。これだけ長く相撲が取れる関取はごくわずかです。1994年に幕下に昇進した旭天鵬ですが、この年に弊社もスタートしているのです。辛抱して辛抱して「レジェンド」と呼ばれるまでになった旭天鵬の姿には共感します。「自分も負けてはいられない」。気が引き締まる想いでした。

もらい泣きしたお母さんの断髪式

 お母さんがはさみを入れたとき、感極まった旭天鵬の瞳に涙があふれました。館内みんながもらい泣きした瞬間でした。モンゴルは、日本より親子や家族の絆が強いような気がします。弊社ファミリーの概念もここにあるのです。美しい家族愛を見ました。
 そして、最後の大銀杏が落とされた瞬間、旭天鵬の目に涙はありませんでした。次に進むんだ!という強い思いを感じました。頑張れ!!テンホー。しかし、散髪した後のテンホー関はオットコマエ!!かっこいい~。

すっきりした大島親方。オットコマエやん!!

披露宴パーティにも行きました

 断髪式のあと、錦糸町に移動して「旭天鵬引退大島親方襲名披露宴」にも出席しました。東武ホテルレバント東京で開催されたパーティには、定員をはるかに超える人数が集まりました。元NHK会長の海老沢さんや解説でお馴染み、元横綱北の富士さん、元大関琴欧州や把瑠都など、これまた凄い顔ぶれがステージに上がり、鏡割りでパーティがスタートしました。
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